傾聴では「励まし」をしないのは?
引き続き、事前メール講座をご精読、心温まるフィードバックもしていただき、本当にありがとうございます!
ほんわか倶楽部の村田 敦(むらた つとむ)です。
以前にも『励ましやアドバイスの落とし穴への実感を』で触れましたが、今度はもう少し掘り下げて、今回から3回に渡って送らせていただきます。
よければ、引き続き、ご精読いただきましたら、とても嬉しいです。
○ 安易に流れない
まず、傾聴を志していらっしゃる方は、いくらなんでも「あなたが、おかしいんですよ!」のような非道いことを言ってしまう方はいらっしゃらないと思います。
それだけでも、私は安心を感じてしまいます^^
また、その逆につい…
「あなたは間違っていないですよ」
「○○さんは、一生懸命、頑張ってきたのだから正しい」
「○○さんは、本当に優しいから・素晴らしいから」など…
承認からの「励まし」のほうを、したくなってしまうことはないでしょうか?
もちろん、このことが必要な場合だってあります。
普段の会話なら言われて嬉しいことですし、良いことなのだと思います。
そうするとお互いに心地よいですし、そう感じたら人間ですから純粋に伝えたい気持ちにもなります。
背中を押す、勇気づけが必要な時だってあるでしょう。
それはタイミングによっては良さそうですが、「内観に深く入っていく傾聴」が求められる"センシティブな場"では注意が必要であることに触れていきます。
このことは、話し手の方がいらっしゃるプロセスが、どの辺りなのかにもよります。
クライエントさんの状態に合った「7つの基本態度」によって変化します。
詳しくは、テキストだけで伝えきれるものではないため、無料オンライン講座でお伝えしていただいております。ノートテキスト
「深く入っていく傾聴」とは独特なものでもあり、「一般的な会話」とは違います。
まず、前述のような励ましは良い意味ではありますが、これらも(=分析・評価・ジャッジ)にあたりますね。
ここで、とてもとても「センシティブな」…繊細…
もしくは、クライエントさんが「心が敏感にならざるを得ない」状態だったとします。
ほんわか倶楽部では、この状態から来ていただける方の割合がほとんどです。
○ 急がば回れマインド
ここで「辛そうだから励ましたい」と思うでしょうか?
このようなことは傾聴セッションの終結時に限らないことですが、終結時こそ何かを残したいと思って言ってしまいそうな…
そんな衝動にも駆られるかもしれません…。
その優しいお気持ち自体は、けっして否定されるものではありません。
そこで「傾聴」では「良い評価であればOK」ということではなく、良い悪いにかかわらず、傾聴の場では「評価しない」。
その理由を、私たちは学び実践しながら、よくよく考えていきたいものです。
仮に、モヤモヤした気持ちを、スパッと青空のように晴らしてあげたい!
(だから、「あなたは間違っていない」と励まそう)と思っても、もしかしたら、それは表面的なのかも?しれません。
その場のお気持ちを解消させたいという足早な「解決思考」が見え隠れしていないでしょうか?
もしかしたら、本当は…
その奥で、なかなか言葉にならない核心があったかもしれない…ということはないでしょうか?
解決も大事なのですが、もし、解決を急いだとしたら、本当の意味での解決はするのでしょうか?
その場の炎症は一時的に治められても、もし、元々の火種にも気づかず残したまま蓋をしてしまうとしたら…
それは「対処療法」ではないでしょうか?
傾聴では、まず「寄り添い思考」とはよく言われますね。
このことは、単に「優しく、寄り添ってさえいればいい」などの意味ではないのは、ここまでご精読を続けて、心を込めたフィードバックを頂いてきた皆さまなら、きっと感じ始めていただいていることと思います。
○「寄り添い思考」…
言葉で書いてしまうと一言ですが、とても奥が深いものだと、今でも、まだその真髄が分かっていない気にもなります。
そのためにも、ほんわか倶楽部では、リアル傾聴の練習会を毎週、それぞれのミニグループで続けております。
(リアル傾聴・実践会スライドの表紙画像)
(また、実践会とは別に独自の「学びワークショップ」も企画中です。)
次回は『刹那的ではなく…』に続きます。
ご精読いただき、誠にありがとうございます
◯ ぜひ、あなたのお気持ちからの言葉を届けていただけますか?
引き続き、貴重なお時間を使ってご精読いただいて、本当に有り難うございます!
お読みいただけるだけでも、心から感謝を感じています。
引き続き以下のアンケートにて、ご自身の言葉からのフィードバックをいただけましたら幸いです。
新たな気づきや発見などもありましたら、ぜひ、お伝えいただければ嬉しく思います。
フィードバックしてアウトプットすることで、よりご自身のものにしていただけるのではないかと思います。
※ フィードバック内容に応じてご提供
-
- 一般非公開の傾聴・無料オンライン講座に優先ご招待
- 傾聴メンバー選考のための正式なご応募・優先ご案内
※ 無料オンライン講座ご参加だけでなく、傾聴メンバーご応募のための書類選考の一環でもありますので、お気持ちがおありの方は併せて、よろしくお願いいたします。
○ 体験の機会
もし、私が傾聴している時のライブを味わってみたいという方がいらっしゃいましたら、こちらをご覧になっていただきましたら幸甚です。
※ 2024年10月6日〜10月24日、4つの日程で開催予定です!
※ 傾聴ライブはゲリラ開催のため、2024年10月以降の開催は未定です。
- ほんわか倶楽部では、「ほんものの傾聴」とは何だろうか?と、大切に考えて共に追い求めていこうとするお気持ちのおありの方のみとパートナーシップを結ばせていただきたいと考えております。
- そのため、真摯に傾聴をお考えになる方にこそ、ぜひ、稀有なより良い機会をお届けさせていただきたいと取り組んでおります。
- 傾聴者・カウンセラーとしての「在り方」とは、何だろうか?についても、無料オンライン講座『「出来てるつもりの傾聴」から抜け出す最短ステップ』で、リアルエピソードから触れられていきます。
- プロを目指す傾聴者としてのチェックリストも公開されるため、自らの傾聴を客観視できる良い機会になります。
- 次回・2025年3月開催分も、先行受付を開始しております。
- 本年、熱心にご参加いただきました皆さま、誠に有り難うございました!
- 本当に毎回、皆さまのお気持ちが響いてきて感動の中で、奥底からの感謝を感じております。
- ほんわか倶楽部・村田の個人的な感想は、こちらです。
- リアル傾聴・生ライブについては、2024年10月に開催いたします。
- 限定募集の無料オンライン講座『「出来てるつもりの傾聴」から抜け出す最短ステップ』については、こちらからご覧いただけます。
- 毎年、多くの方々に熱心にご参加いただき、誠にありがとうございます!
- 次回・2025年3月開催分も、先行受付を開始しております。
- お一人様・一回のみの参加枠(半年に一回の機会)となります。