目先の情動という落とし穴

いつも、事前メール講座をご精読、心温まるフィードバックもしていただき、本当にありがとうございます!
ほんわか倶楽部・事務局の村田 敦(つとむ)です。

○ 目先の情動という落とし穴
傾聴に限らないことですが、相手を尊重する態度や言動が大事ということは、多くの方が同意されることと思います。
傾聴の場においての尊重とは、慰めではありませんね。
慰められたら、情けなく感じてしまうことはありませんか?
「あぁ…私は慰められるような人間なんだ…」
このことは自己肯定でしょうか?
明らかに自己否定や卑下の感覚ですよね…
そもそも、お相手は「慰めて」欲しいのでしょうか?
もしかしたら、そのような場合もあるかもしれませんが、その奥には、どのような主訴や課題が秘められているのだろうか…
… カウンセリング・プロセスを辿りながら、近づいていくようにしたいものです。
よく言われますように、傾聴とは、そのままを受け止めて、認める・承認することです。
このこと自体も、練習などを通じて実感、肌感覚がとても大事なところだと思います。
他の記事でも触れてきましたが、励ましたり、褒めることとも違います。
繰り返しになりますが、つい、してしまいたくなる落とし穴かもしれません。
一見、楽になったように感じられやすい心地よさもあるかもしれません。
では、深刻なお悩みを打ち明けていただけるお相手にとって、「一見、楽に」なるだけで良いのでしょうか?

とても大事なことで、褒めるのも慰めるのも、ジャッジしたり批判するのも、同一線上にあるということは、他の記事でも何度か触れてきました。
傾聴とは、本来は来談者中心"療法"のために生み出されたスキルでしたね。
例えば、「受容」一つとっても、それは何かということを、私は自分の思考(フレーム)の中だけで考えるだけではなく、学んだり、セッションなどを通じて感じ続けていきたいと思っています。
忙しい中、学べる時間もどうしても限られます。
工夫して少しずつ続けているうちに、しまいには「学ぶこと・感じることは蜜の味」のように、美味しくすら感じられてきました。
何かが紐解いていけるような感覚、たとえ少しであっても開けていくような感覚は嬉しいですね。
同時に次の課題がやって来ますが、生きてるからこそ、やって来てくれるものとも言えます。
○ 根本的なところが大事…
励ましたり褒められていても、目先の自己満足は満たされるようで、それでは本質的な消化や昇華からは遠ざかっていく…。
もし、自分がこのようなことも忘れてしまったりカン違いしていたりして、よく分からない・ピンと来ない・明確に分からないまま…
真剣にお悩みを打ち明けていただける方を、傾聴してしまうとしたら… コワさも感じてしまいます。
学びインプットして、他者に向けてアウトプットして、自らの理解を検証して、それから安全なところで練習していく実感の積み重ねが、最低限、必要です。
ですので、まずは、このメール講座では読後フィードバックも、毎回セットになっています。
分かっているようで分かっていないでしてしまうことも、よくある「ジャッジ」
「これぐらいはいいだろう」(だって"同感"できるし、言って"あげたい"から)と思って…
比べるようなことを言ってしまったり、「良い悪い」などのどちらであっても評価を思う時点で、それは「話し手軸」・「聞き手軸」の、どちらでしょうか?
もし、一言でも言ってしまったら、深刻な辛さなどの渦中にあって過敏になっている話し手に、どのように感じられるか…
または、聴き手が「同感」できそうなことは話しやすいけど、そうでなさそうなことは…
話すのに抵抗がある…
コワイ…となってしまったら?
このような心境などへの感性も、傾聴者として日々、育てることがとても求められていると感じます。
傾聴では「同感」ではなく「共感」で聴く基本については、すでにご存知のことかもしれませんが、この違いについても別の記事で触れていく予定です。
たとえ、一言二言、少しだけであっても分析やジャッジ・評価…
それは氷山の一角で、奥には山ほど秘められているんだろうと、瞬間的に話し手には察しられてしまうことはないでしょうか?
自分にとってOKなものでも、相手にとっては言葉のナイフになることがある…。
何かしら、そのような繊細なデリケート要素をお持ちの方々が、ほんわか倶楽部にはお越しになっていただきやすいと言えます。

ご精読いただき、誠にありがとうございます!
取り上げて欲しいテーマなどがありましたら、アンケートからお伝えいただきますと幸いです。
◯ ぜひ、あなたのお気持ちからの言葉を届けていただけますか?
貴重なお時間を使って、継続してご精読いただいて、本当に有り難うございます!
お読みいただけるだけでも、心から感謝を感じています。
引き続き、こちらのアンケートにて、ご自身の言葉からのフィードバックをいただけましたら幸いです。
新たな気づきや発見などもありましたら、ぜひ、お伝えいただければ嬉しく思います。
インプット&アウトプットすることで、よりご自身のものにしていただけるかと思います。

- ほんわか倶楽部では、「ほんものの傾聴」とは何だろうか?と、大切に考えて共に追い求めていこうとするお気持ちのおありの方のみとパートナーシップを結ばせていただきたいと考えております。
- そのため、真摯に傾聴をお考えになる方にこそ、ぜひ、稀有なより良い機会をお届けさせていただきたいと取り組んでおります。
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