傾聴だけして、何になるの?の素朴なギモンに

 

 

引き続き、事前メール講座をご精読、フィードバックもしていただき、本当にありがとうございます

 

皆さまから、とても真摯に考えて熱量のあるフィードバックをいただけるほどに、ほんわか倶楽部として伴に歩み続けたい気持ちが強まり深まるのを実感しています。

ほんわか倶楽部・事務局の村田です。

 

  • 今回の配信では…
” テーマ:『なぜ「傾聴」を選んだのか?ー「傾聴っぽい」ものとのチガイ』 “

このことも、とても大切なテーマのため複数回に分けてお届けさせていただきます。

  • 複数回のシリーズ配信で後半からは、櫻井先生にも再登場いただけます。
  • 私が書いているものとはレベルが違いますので、ぜひ、シリーズ後半まで楽しみにお待ちいただきましたら嬉しいです。

 

まず、序章となる今回の記事では、初心に立ち返ってみたいと思います。

私たちは傾聴に対して学びを始めていますし、傾聴活動をすることを真剣に考えています。

 

ですが、もし周りから…

 

◇ 傾聴だけして、何になるの?

 

  • 「なぜ、傾聴なの?」
  • 「傾聴って大事だよね〜」
  • 「でも、聞くだけでしょ?」
  • 「傾聴するだけで、何になるの?」
  • 「ふ〜ん…」

 

「傾聴」という言葉が以前より浸透して来つつも、傾聴っぽいものを傾聴と思い込んでしまっている人が多い中…

このように聞かれないかな、と気になることはありませんか?

また、そのような場合、どう明確にスパッと答えられるかな?と考えてみたときに、いかがでしょうか?

(自分自身は肌感覚で心に沁みて来ているのに、うまく伝えられないもどかしさを、私は感じてきました)

もしくは、ふと自分自身の中で、上記のような疑問が湧いてきた場合など…

 

(スライド画像)なぜ、傾聴?少しだけ目を閉じて想像してみていただけますか?(画像ここまで)

(傾聴の会ではない、あるミニグループの仲間内の勉強会で、私の発表時に使ったスライド)

 

まず、そもそも、なぜ傾聴なのでしょう?

 

この事前メール講座では大勢の方々から、それぞれの体験や経験・思いなどから発せられる熱心なフィードバックをいただいてきて、傾聴に対して真摯で熱量のある方が、とてもとても多くいらっしゃると感じています。

ですが、一般的には「傾聴」って言葉を聞いたことはあっても、ほんの触りしか知らなくて、まともな知識も体験も、そもそも気持ちも大してないという方も大勢いらっしゃると思います。

そのような傾聴をよく知らない人から、もし「なぜ、傾聴なの?」と聞かれたら、どんなイメージで応えるでしょうか?

 

または「知ってるつもり」の人に対しても

 

知ってるつもりのケースですと、「あ〜! 傾聴って大事だよね〜」・「でも、傾聴するだけで、何になるの?」となりやすいのではないでしょうか。

ある意味、もっともな疑問だとも思います。

このような「知ってるつもり」のパターンでは、傾聴では準備体操でしかないものを傾聴と勘違いしていることが多いようです。

(このことはテキストで伝え切れるものではないため、無料オンライン講座『「出来てるつもりの傾聴」から抜け出す最短ステップ』で櫻井先生によって、明確に触れられています)

 

 

 

  • 今回の記事では、“なぜ、ほんわか倶楽部では「傾聴」を選んで特化させたのか?”について、私が初期に思ったことについて触れていきます。
  • 前回のオプション配信なぜ、ほんわか倶楽部の活動を始めたのか?』(閲覧用パスワード: 117h)で、私の体験について触れましたが、個人的背景があったからだけではありません。
  • 以下は、私の個人ブログの過去記事からピックアップ&凝縮、かつ加筆改訂したものです。

 

◇ “必要な時に” 傾聴も出来ないで、何になるのだろう?

 

  • 「傾聴って、ただ、ウンウンと相槌を打ったり、相手の言うことを繰り返してオウム返してあげることでしょ?」
  • 「それと、たまに要約して返してあげればいいんでしょ?」
  • 「もちろん、心は込めるけれども…」

 

この事前メール講座では何度も触れてきましたが、このような捉え方を聞くたびにモヤっとしたものです。

ですが、そのような表面的ではない「傾聴」を選んで、ほんわか倶楽部を立ち上げた理由として、肌感覚からの実感が強くあって確信して進めてきました。

 

まず、「傾聴」とは知っていけばいくほど奥が深いとは、皆さまのフィードバックを見ていても、その必要性と合わせてお感じになられてきていることだと思います。

 

ですが、前述のように“表面的な疑問を言われてしまう巷のケース”だと、その奥の話をしても、なかなか端的には伝えるのは難しい…

仮に伝えたとしても、その必要性をひしひしと感じていない、自覚できていないゆえに、あまり真剣に考えようとしないのも無理もないことかもしれません。

また、このような点が、どうしても「っぽい」もので解釈されてしまいやすい要因かもしれないですね。

(でも、誰にだって順風満帆ばかりではなく、いつかは必要に迫られるときだってあるかもしれないのに…)

 

さらに…” 繋がっていく傾聴 “とは…

  • 「どこまでも傾聴のように視えて、その実には俯瞰的なプロセス視点や、とてつともないスキルが込められている」
  • 「それもクライエントの状態にジョイントさせた在り方で」などなど…

 

…だから、ぐるぐる回りにならずに繋がって進んで行くというのは、私自身、櫻井先生から1つずつ実感していきやすく教わるまで想像も出来なかったことでした。

それも、初心者レベルの頃から分かりやすく教わっていたから良かったのだと思います。

(上記のような私が書いた言葉だと…何のことか?となってしまいやすいかと思います。

ところが、実際に櫻井先生の講座では、無駄なく活用しやすいように削ぎ落とされたテキストや、オンラインでも対面セッションなどをしながら体感して「あぁ…そういうことか…」と腑に落ちる感覚、心で理解しやすくなっています)

 

「傾聴」自体がすべてにおいて万能ではないにしても、提案型カウンセリングの導入時に使うためだけの浅い「傾聴っぽい」ものが「傾聴」ではありません。

表面的なテクニックだけをなぞって、優しいヒアリングまでのようなことを傾聴と思い込んでいては「傾聴だけして何になるの?」と、そりゃそうなると思います。

では、“「深い傾聴も真摯な本心から出来ないで、何になる」”のでしょうか?

 

またはコーチングで使われているような傾聴も、クライエントさんの状態によってはそぐわないことも少なくありません。

傾聴っぽいテクニックを使って、お話をじっくりと聴きながら、コーチングの質問スキルで明らかな誘導をかける…。

それは(悩んでいたとしても)根強い上昇志向で前向き状態にある方には有効と考えられますし、それ自体が悪いとは私も思っていません。

ただ、それが効果的か逆効果なのかはクライエントさんの状態によります。

 

ほんわか倶楽部に巡り巡って来ていただけるクライエントさんが、まず求めているのは、そこではありません。

他にも、ビジネスの現場で使われるような「傾聴っぽい」ものも、傾聴の入り口の表面テクニックをなぞったぐらいのものが見受けられます。

私も最初は、それらに対して言葉に表せられないモヤモヤを感じ続けてきていました。

 

◇ 傾聴とは、まずは…

 

心の状態で、まず、以下の3つがあったとします。

  • 「マイナス」
  • 「ゼロ(フラット)」
  • 「プラス」

 

「傾聴」とは、強いマイナス状態にある方を、まずはゼロ(フラット)の状態に戻すためにあります。

このことだけでも一朝一夕ではないケースだって、多々ありますよね。

つまり、傾聴の導入時においては、強いマイナスの状態にある方を、強引にプラスに誘導するものではないとも言えます。

 

それでは… 心の中で痛々しい逆効果になってしまう、そんな危険性のほうが大きいのではないでしょうか。

もし、強いマイナスの状態のときに無理してでもプラスの要素に向けさせようとしたり、プラス思考を植え付けようとすることは、下手すると言葉のナイフのようにもなり、かえって悪化させてしまいます。

ここまで来てしまうと、もはや「ポジティブ・ハラスメント」そのものなのは明白ですよね…。

 

身体の状態に例えるならば、交通事故に遭ってしまって…足を複雑骨折しているとします。

その時点で「足腰に良いから、活発にランニングしよう!」なんて、到底、間違っても言えないですよね。

そもそも、それはリハビリも時期早々な段階の話し手を受け入れてすらいなくて、「複雑骨折しているような私はダメなんだ」のように感じさせてしまうのではないでしょうか。

身体の状態でしたらギブスをしているなどで目に視えるかもしれませんが、では、心の状態でしたら、どうでしょうか?

 

ものは順番ですので、強いマイナスの状態にあるのでしたら、まずはフラットな状態に戻れるようにご支援することが、傾聴者が最初に目指すところだと私は思っています。

「傾聴」とは、本来「来談者中心療法」のためのものであるのならば、年月がかかっても私は近づいていきたいと思っています。

 

もう一度、冒頭のスライド画像を出します。

(スライド画像)なぜ、傾聴?少しだけ目を閉じて想像してみていただけますか?(画像ここまで)

 

少しの間だけ、目を閉じていただいて…誰よりも大切な人を思い浮かべていただけますか?

どうでもいい人ではなくて、本当に大切な人です。

その誰よりも大切な人は、誠実にまっすぐ生きようと頑張って、自他共に認める努力を続けてきた人だったとします。

そこで、もし、もしも…と、この場でのみ仮定したとします。

 

(スライド画像)「苦しい!自分自身が壊れてしまいそう」(スライド画像)

 

もし、そのような人が理不尽な抑圧をリアルに受け続けてしまっていたら…と、仮定したとします。

そうして頑張り続けてきたからこそ、なかなか誰にも相談できなくなっていて、「苦しいの! 自分自身が壊れてしまいそうなの!」と…

もし、このように声にならないほどのココロの叫びをあげて、痛切なほどに苦しんでいたとしたら…?

あなたは、何よりも大切な方に向けて… どうしますか?

 

  • 次回は、上記の続きからとなります。
  • 引き続き、” 『なぜ「傾聴」を選んだのか?ー「傾聴っぽい」ものとのチガイ』 “のテーマでお送りさせていただきます。

ぜひ、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

◇ 傾聴は自分自身のためにも…

 

他者の心の声が段々と傾聴できるようになっていくということは、自分自身の心の声も聴けるようになっていく…

つまり、セルフ傾聴も上達していくこととも言えます。


 

ここで補足として(傾聴に限りませんが)モノゴトを学んで体得していくために「守破離」というプロセスが重要と言われます。

「守破離」についてまで、ここで書くと長くなり過ぎるため、私の個人ブログの過去記事リンクを貼ります。

拙記事ですが関心のおありの方は、よろしければ見ていただきましたら幸いです。

 

『「守破離」というプロセスの重要性』については、こちら

 


  • ほんわか倶楽部では、「ほんものの傾聴」とは何だろうか?と、大切に考えて共に追い求めていこうとするお気持ちのおありの方のみとパートナーシップを結ばせていただきたいと考えております。
  • そのため、真摯に傾聴をお考えになる方にこそ、ぜひ、稀有なより良い機会をお届けさせていただきたいと取り組んでおります。
  • 傾聴と一言に言っても話し手の心は常に揺れ動きますが、その状態の変化についても無料オンライン講座『「出来てるつもりの傾聴」から抜け出す最短ステップ』で、リアルエピソードから触れられていきます。
  • プロを目指す傾聴者としてのチェックリストも公開されますので、自らの傾聴を客観視できる良い機会になります。

 

  • 毎年、多くの方々に熱心にご参加いただき、誠にありがとうございます
  • 本年3月の新規受付は、盛況のうちに終了いたしました。次回開催は9月となります。
  • お一人様一回のみの参加枠(半年に一回の機会)となります。

無料オンライン講座については、こちら

 

 

◯ ぜひ、あなたのお気持ちからの言葉を届けていただけますか?

 

引き続き、貴重なお時間を使ってご精読いただいて、本当に有り難うございます!

お読みいただけるだけでも、心から感謝を感じています。

今回は新しいテーマとしましたが、お読みいただいて、どのように感じられたでしょうか?

引き続き以下のアンケートにて、ご自身の言葉からのフィードバックをいただけましたら幸いです。

新たな気づきや発見などもありましたら、ぜひ、お伝えいただければ嬉しく思います。

フィードバックしてアウトプットすることで、よりご自身のものにしていただけるのではないかと思います。

 

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