なぜ、ほんわか倶楽部の活動を始めたのか?(きっかけの背景)-その1

 

 

事前メール講座を通読、フィードバックもしていただき、いつもありがとうございます。

ほんわか倶楽部・事務局の村田 敦(むらた つとむ)です。

自己紹介ページは、こちら

 

ここに記したエピソードは、ほんわか倶楽部のWEBサイトでの私の自己紹介ページ(詳しくはこちら)とは別に、事前メール講座向けに書き下ろしてみたものです。

今回はほんわか倶楽部を立ち上げる少し以前の背景について、赤裸々かもしれませんが触れました。

(ほんわか倶楽部・公式サイトには記載していません)

 

私は先生ではないので、一人の当事者であり、ほんわか倶楽部の運営者としての書き方になります。

テーマ『なぜ、ほんわか倶楽部の活動を始めたのか?(きっかけの背景)』は、今回の「その1」と次回の「その2」までです。

よろしければ、目を通していただければ幸いです。

 

◇ きっかけの背景(創設の裏話)

 

ほんわか倶楽部を立ち上げる1年ほど前だったでしょうか。

私はクライエントの一人として、様々なところに電話して話を聴いてもらおうとしていました。

その時の私は本当に辛くて、このままでは自分が消えてしまうかのような…

言葉にしつくせない強烈な孤独感・喪失感、やり切れなさに溺れていたと思います。

その時、なんとか私を支えてくれていたのは、傍でいつも寄り添ってくれている当時の愛猫でした。

猫とはいえ、その時の表情は、あの目は…

まるですべて分かっていて、哀しみや苦しみなどの様々な心情を、そっと共有してくれているように私には感じられました。全身で…。

(この子のためにも、いつまでも落ちていられない…)

 

◇ 必死な思いで電話してみるものの…

 

うまい下手関係なしに心で聴こうとしていただける、一見、人柄の良さそうな方もたくさんおられたのですが、何かが明らかにずれている…受け止められていると感じられない…。

(良い人そうで、そういった仕事をしている立場でもあるのに、なぜ?)

表面上では否定的なことは言っていないけれど、心の中で何か裁かれている、ジャッジされているようなモヤっとした不快感…。

それなのに、自分は自己開示して話しているという虚しさ…。

 

(本当は譲りたくないですが)色々と譲って、それだけならまだしも、としましょう。

その中で衝撃的だったのは、話を聞き始めた反応の第一声から責め心で、わざわざ傷口に塩を塗られるような言動すら受けたケースもありました。

その時に言われた固定観念や偏見からの言葉のナイフは、私に深く突き刺さりました。

 

それでも話していけば伝わるのかなと思って続けてみるものの…その方の価値観や先入観にはマッチしなかったのでしょう。

私の心の中で(あ、これはダメだ。有り得ない。このままだと呼吸困難が強まってしまう)と思えてしまったため、「聞いていただき、ありがとうございました」とフェードアウトしたのを覚えています。

もちろん、すぐに利用料金の支払いもしましたが、話すとしても、本当に相手を選ばなければならないんだ…でも、どこにいるのか…?の思いが、ズシンと募りました。

…息が苦しい体感も常に伴っていました。(他にも…)

 

◇ 巡り巡っていく…

 

「傾聴」や「話し相手」とうたいながら、「純粋な傾聴」を続けようとしているわけでもなければ、聴き手としてのマインドすら伴っていない(または知らない?)かのように思えてしまう事業者は、当時の私には予想以上に多いと感じられました。

WEBサイトに書いてあることや表現してある雰囲気と、ここまで実態が違うとは…。

 

もし、「まるで、お金のために聞いているかのような感じだな」と話し手に感じられてしまうとしたら、それは話し手・聴き手の双方にとってとても虚しいことです。

それは、どのような心で聴いているか、ということが言葉を通じて、または言葉を超えて感じられる非言語のものなのでしょう。

辛く苦しい状態が続いた時、自分一人ではどうしようもない時、たとえ周りに話そうとも受け止められず、心が追い詰められたような状態だと、どうしたって自ずと敏感になりやすく、センシティブであることを忘れては出来ないことと思います。

私も広告や集客関係の仕事は1999年からしてきているものの、こういった実際との不一致の仕事だけはしたくないものだ、と、改めて内心で思ったものです。

(私が考える広告や集客とは、必要な人に向けて丸いものを丸く伝えきることであり、それが難しい。だからと言ってフックで引っ掛けるかのように言葉のテクニックで吊りあげるものではない)

それでも心に呼吸をさせるためには、そこで立ち止まるわけにも行かなくて…心の中で苦虫を噛み潰すような…ギギギ…とした感覚を伴わせながら巡りめぐりました。

 

◇ 痛みから…

 

当時、何日かかったのか、あまり覚えていません。相当、探し回ったように思います。

探し回っているうちに、「きっと、この人たちは(良い人そうだし)悪気があって、そうしているわけではなくて、潜ってきた深く暗い海の違い?なのだろう」とも、どこかで思えていました。

(うまく表現できなくて申しわけありません…)

 

また、自分自身の傾聴が、どの段階にあるのかなどのセルフチェックの仕方についてすら、あまり知らないのではないだろうか?とも思えました。

あるところで話していて聞けそうなタイミングに優しく質問してみたら、そもそも「ちゃんと学んですらいない。(思いがあるからいいでしょ)」と堂々と言われて、それで有料サービスをしている姿勢に辟易したこともありました…。

 

有料・無料以前にそもそも、それで自分以外の苦しんでいる方々の話が、どうして聴けると思えたのか…。

自分自身も何らかの辛く苦しい体験をしているから…と、たとえ、それが類似していたとしても、別の旅路を歩んできた他人様の辛く苦しい話も全部、本当の意味で受け止めて傾聴できると言えるでしょうか?

自分の先入観はもちろん、自分の常識や能力、向き不向きの違い、価値観の範疇・枠を超えてしまう話など沢山あるのではないでしょうか。

 

それでも受け止めて聴けることとは何か、話し手は何を求めて自己開示してくれているのかということを、どう考えているのか、痛みとともに…とても感じました。

それは同時に(自分が聴く側だったら、もっともっと出来るのに…)と思っていた自分自身に対して、「自分が聴き手だったら、はたして、どこまで出来るのだろうか?…本当の意味で…」ということを再確認したい気持ちも揺り起こしました。

だから、「生きるための傾聴の学びと実践」が一人の人間(当事者)として必要と気付き始められたのだろうと思います。

与えてもらえたとも言えますね。

 

これらの痛みが後々、寝ても覚めても、ほんわか倶楽部を立ち上げるための根強い原動力となったので、今は経験して良かったとも言えますね。

ほんわか倶楽部の創業秘話の末尾では、有料であることについて「痛切に求めてお申し込みいただける方に向けて、真摯な傾聴者としての在り方を本心から保ち続けて接すること、そのココロの「お約束」」としています。

このようなことは完璧になど出来ないでしょうし、クライエントさんからも完璧など求められませんが、その姿勢は根っことして保ち続けていくという意味です。

その心は、あえて示そうと自己顕示などをしなくても、やはり自ずと伝わっていって「信頼関係(ラポール)」の素、安心・安全の素となっていきます。

 

次回は「閉じ込められているようで息苦しい感覚の中、探し回って良かった」と、ようやく思い始められるステップに変わっていきます。

その時の聴き手として“何を差し置いても、まずはここだ!”のポイントがありますので、よければ味わっていただければ幸いです。

 

◇ 伴に歩みませんか?

 

傾聴の段階において「必要となる在り方」とは、一体、どのようなものなのでしょうか?

とてもとても一言では言えなくて、正解も決して1つなどではないかもしれません。

それらをリアルなエピソードを通じて、ありありと感じさせてくれるのも無料オンライン講座『「出来てるつもりの傾聴」から抜け出す最短ステップ』の肝です。

 

とても印象に残るエピソードも、櫻井先生から当事者の一人として赤裸々に伝えていただけます。

また、その流れが同時に『クライエントの状態・7段階』にも通じていて、実に感じやすくしていただいています。

(『クライエントの状態・7段階』についても、無料オンライン講座で図解で示されます)

プロを目指す傾聴者としてのチェックリストも公開されますので、自らの傾聴を客観視できる良い機会になります。

 

  • ほんわか倶楽部では、「ほんものの傾聴」とは何だろうか?と、大切に考えて共に追い求めていこうとするお気持ちのおありの方のみとパートナーシップを結ばせていただきたいと考えております。
  • そのため、真摯に傾聴をお考えになる方にこそ、ぜひ、稀有なより良い機会をお届けさせていただきたいと取り組んでおります。

無料オンライン講座については、こちら

  • 毎年、多くの方々に熱心にご参加いただき、誠にありがとうございます
  • 本年最後の開催は、9月となります。(受付中)
  • お一人様一回のみの参加枠(半年に一回の機会)となります。
    (詳細はこちら)

 

 

◯ ぜひ、あなたのお気持ちからの言葉を届けていただけますか?

 

この度も貴重なお時間を使ってステップを進んでいただき、本当に有り難うございます!

今回はほんわか倶楽部の創設の裏話のようなことを書きましたが、お読みいただいて、どのように感じられたでしょうか?

引き続き以下のアンケートにて、前向きなフィードバックをいただけましたら幸いです。

メール講座が進むにつれて、新たな気づきや発見などもありましたら、ぜひ、お伝えいただければ嬉しく思います。

 

※ フィードバックの内容に応じて、以下をご提供させていただきます。

    • 一般非公開の傾聴・無料オンライン講座に優先ご招待
    • 傾聴メンバー選考のための正式なご応募・優先ご案内

※ 無料オンライン講座の参加に関するだけでなく、ほんわか傾聴メンバーご応募のための書類選考の一環でもありますので、お気持ちがおありの方は併せて、よろしくお願いいたします。

 

無料講座への仮エントリーや、ほんわか倶楽部へのお問い合わせにつきまして
  • 前向きなお問い合わせにつきましては、こちらのお問い合わせページからお願いいたします。
  • 傾聴メンバーデビューまでの主な流れ』については、こちらでご確認いただけます。
  • 無料オンライン講座については、こちら